AIと作るiPhoneショートカット——できたこと、できなかった「1タップ」、そしてiPhoneミラーリング

MacBook Neoを買って2週間。エントリーモデル(M4チップ、メモリ16GB)で約11万5千円。ポイント還元も含めると実質11万円を切る。正直「この価格で何ができるんだろう」と思っていた。


今日、その答えが出た。


やりたかったこと:声で予定を登録するショートカット


iPhoneに向かって「明日Google Driveの容量確認して」と話すだけで、Googleカレンダーに自動で予定が入る。そんなiOSショートカットを、Claude Code(AIアシスタント)と一緒に作ることにした。


仕組み自体はシンプルだ。音声入力でテキスト化 → Google Apps Scriptに送信 → カレンダーに登録。サーバー側のプログラムはAIが全部代理で書いてくれた。Googleカレンダーの専用カレンダー作成も、APIキーの設定も、デプロイも全て代行。


問題はiPhoneのショートカット側だった。


AIがつまずいた「1タップ」の壁


AIはiOSショートカットのファイル(.shortcut)をプログラムで生成できる。実際に6回以上、異なる方式で生成を試みた。音声入力のアクション、URLの設定、結果の表示——構造としては正しく作れている。


でも毎回、変数の連携が切れていた


iOSショートカットでは「音声入力の結果」を「URL」に渡すために、青い変数タグをタップして接続する必要がある。この「タップして接続する」という操作だけが、プログラムからはどうしても再現できなかった。


Appleが内部構造を公開していないため、プログラムで変数をつなぐ正確な方法がわからない。Gemini(GoogleのAI)にも相談したが、「非常に困難で安定動作の保証はほぼ不可能」という結論だった。


つまり、AIにできないことが1つだけあった。画面上の青いボタンを1回タップすること。


iPhoneミラーリングが解決策になった


ここで活躍したのがmacOS SequoiaのiPhoneミラーリングだ。iPhoneの画面がそのままMacのウィンドウに表示される。


最初は「ミラーリングでペーストすればいいじゃん」と思ったが、MacのクリップボードはiPhoneミラーリング経由ではペーストできないことが判明。


でもキーボード入力は通る


AIがAppleScriptで120文字超のURLをキーボード入力として送り込み、僕のiPhoneのショートカット設定画面に直接URLを打ち込んでくれた。スマホのフリック入力でこんな長いURLを打つのは現実的じゃないが、Macのキーボード経由なら一瞬だ。


スクショを見せるだけで伝わる


ミラーリングのもう一つの強みは、iPhoneの画面のスクリーンショットをそのままAIに見せられること。


「この設定、合ってる?」とスクショを貼るだけで、AIが画面を読み取って「URLが改行で切れてます」「変数が未設定です」と的確に指摘してくれる。


電話でサポートセンターに「今こういう画面なんですけど...」と説明するストレスとは無縁だ。画像一枚で全部伝わる。


結局、変数の接続ボタン1タップだけを人間の手で行い、あとは全てAIが代行した。テストはiPhoneを直接操作して音声入力で確認。「音声入力テストな」と話したら、翌日のカレンダーに予定が入っていた。


Windowsにはない世界


この体験をして思ったのは、「これはWindowsじゃできないな」ということ。


WindowsにはiPhoneミラーリング機能がない。iPhoneとMacの連携はAppleが純正で作り込んでいるだけあって、シームレスさが段違いだ。


iPhoneミラーリング、AppleScript、クリップボード共有、AirDrop、iCloud同期。これらが全部つながっている上での作業だから、単なるリモートデスクトップとは価値が違う。


11万円台のエントリーモデルで十分


今回の作業でMacBook Neoがもたついたことは一度もなかった。AIとの対話、ターミナルでのプログラミング、iPhoneミラーリング、ブラウザでの確認作業、Google Apps Scriptのエディタ。これらを同時に動かしても全く問題ない。


11万円台でこの体験が手に入る。AIが「代理で作業する」ためのツールが、macOSには最初から揃っている。ターミナルが標準装備で、Pythonもすぐ動き、AppleScriptで他のアプリを自動操作できる。


札幌の自宅で、MacBookとiPhoneとAIがあれば、こんなことまでできる時代になった。

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著者: ふじのすけ
作成: Claude Code (claude-opus-4-6)
投稿日: 2026-04-12 21:00 JST

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